産休育休

【出産手当給付金】産休育休のお金はいくら貰える?実際の金額を計算

給付金額を事前に知って、お金と心に余裕を持ちましょう

今回は、産休育休に関わる給付金の計算算出方法を、途中式も記載してひとつずつ丁寧に解説していきます。

子どもを妊娠出来たこと、無事出産出来ることはとても嬉しいことですよね。
わたしの周りでも、妊娠して子どもを授かっている話はいくつも聞いていますが、無事、出産できて、子育てできることは、奇跡なんだなぁと感じています。

その反面、出産後の家計はやりくりできるかどうか。仕事はどうしよう。とう不安が出てきますよね。そんなママさんの支援制度「産休・育児休業給付金」「出産手当金」「出産育児一時金」というものがあります。お金の余裕をつくるひとつとしてとてもありがたい制度ですが、わたしは、実際のお給料からどう算出するのか、いまいちピンときませんでした。

どういった方が対象になるか。という内容については、こちらの記事をご参考ください。

【退職・転職後も?】産休・育休は対象?給付金【表にまとめました】 ※内容は、2020.2.2.掲載時のものになります。その為、法改正により、現在の内容と異なっている場合もあります。ご了承ください...

自分の給与に当てはめて計算できると、行政からきた通知書の数字確認も出来る!

私は、派遣で勤めていたので、産休前の基本賃金は、1,340円で働いていました。
なので、総支給が毎月働いた時間でお給料額も変わっていました。

毎月お給料が変わっている場合、どうやって計算するの??

残業や出張費がある方も同様に思われた方、いるんではないかと思います。

保険組合に問い合わせた経緯も交えて、
ひとつずつ途中の計算式も含めた算出方法を書きました。

下記、計算式を参考にしていただき、自分の金額に当てはめて計算してみてください。

①産休期間の給付金「出産手当金」のおさらい

この制度は、産前・産後休業中にもらえるお金です。

産前42日、産後56日分の計98日間の分が支給対象日です。
支給額は標準月額報酬日額の3分の2の金額が貰えます。

令和元年8月1日時点の賃金月額の上限と下限は、
上限額「454,200円」下限額「75,000円」

どれだけ高月給で働いていた方でも「454,200円」。
低月給だった方でも「75,000円」貰えます

標準報酬月額の決め方は?

結論から言うと、産休前の直近12ヶ月間分の総支給の平均報酬月額を使います。

標準報酬月額の決め方

標準報酬月額の決め方には、次の4通りの場合があります。

資格取得時の決定
新規に被保険者の資格を取得した人の標準報酬月額は、次の方法によって決めます。

a) 月給・週給など一定の期間によって定められている報酬については、その報酬の額を月額に換算した額

b)日給・時間給・出来高給・請負給などの報酬については、その事業所で前月に同じような業務に従事し、同じような報酬を受けた人の報酬の平均額

c)aまたはbの方法で計算することのできないときは、資格取得の月前1か月間に同じ地方で同じような業務に従事し、同じような報酬を受けた人の報酬の額

d)aまたはbまでの2つ以上に該当する報酬を受けている場合には、それぞれの方法により算定した額の合計額

(関係条文 健康保険法 第42条 )

出典:協会けんぽ:標準報酬月額の決め方

法律上、上記のように決まっています。実際の決め方が不明確な場合は、どこに問い合わせればいいのか。ということですが、自身の健康保険組合に電話して確認するのでいちばん正確です。

また私の場合は、出産から約4か月後に健康保険組合から「保険給付金支給決定通知書」というものが郵送で届きました。そこには、トータルの支給額、支給期間、日数のみ記載されていました。(実際に給付金の振込があった後、、、)

その文書の下の方には、給付金についての直通の問い合わせ番号が載っていたので
そちらにかけて問い合わせるのが一番早いです。

私は、協会けんぽの保険に加入しているので、「出産手当金」の給付通知書が届いてから直通の電話へ問い合わせた結果、「産休前の12ヶ月分の総支給額を元に標準報酬月額から計算しています」と教えてもらいました。

自分では分からないときは、各健康保険組合に計算方法を確認しよう!

次に、実際計算した式を記載していきます。

計算してみよう:その前に注意点

初めに、ひとつだけ注意点があります。

公共職業安定所から送られてくる「育児休業給付金支給決定通知書」記載の
「賃金月額」とは異なるので注意!

なんのことをいっているかというと、育休手当とは、計算方法が違うよ!ということです。
育休手当は、育休前6か月間(約180日)の賃金を180日で割って算出しています。

育休が開始すると、公共職業安定所が発行した「育児休業給付金支給決定通知書」というものが郵送で届きます。この後、計算する「育休手当」に関わる書類です。そこに、「賃金月額」が記載されているのですが、その金額とは異なりますので注意してください。

計算してみよう:出産手当金に使われる実際標準月額報酬日額はどうなる?

では、数字を追ってみてみましょう。まず、産休前直近12ヶ月分の総支給を確認します。
総支給とは、残業代や各種手当が含まれた額、控除される前の金額のことです。

今回は2018年5月に出産した場合の例です。

①総支給額の金額を各月、標準報酬月額に当てはめます。

直近12:2017/4月 241,502⇒240,000円
直近11:   5月 217,499⇒220,000円
直近10:   6月 273,947⇒280,000円
直近9:    7月 219,425⇒220,000円
直近8:    8月 191,477⇒190,000円
直近7:    9月 214,317⇒220,000円
直近6:    10月 223,110⇒220,000円
直近5:    11月 240,860⇒240,000円
直近4:    12月 192,910⇒190,000円
直近3: 2018/1月 214,317⇒220,000円
直近2:           2月 261,585⇒260,000円
直近1:     /3月 281,111⇒280,000円

②各月の標準報酬月額を足して、12ヶ月で割ります。
※保険改定があると金額が変わる可能性があります。自分の対象年月で確認しましょう。

参考)協会けんぽ:都道府県毎の保険料額表
※各組合がHPに記載していますので、自身の健康保険組合のものを確認

(240,000+220,000+280,000+220,000+190,000+220,000+220,000+240,000+190,000+220,000+260,000+280,000)÷12ヶ月
=231,666.66666円

これで、標準報酬月額の平均額がでました。

今回の場合は、231,666.66666円が標準月額報酬の平均額となります。

計算してみよう:具体的な計算式

231,666.66666円が標準月額報酬と分かったので、次に1日分の金額を計算します。
なので、この金額を30日で割ります。

231,666.66666円÷30日=7722.22222222
※1桁部分四捨五入のため、7,720円

これで、標準月額報酬日額が7,720円であることがわかりました。

最後に、標準月額報酬日額の2/3の額を計算します。

7,720÷3=2573.33333×2=5146.66666円
小数点1桁部分は四捨五入のため、5,147円

 

標準月額報酬日額の2/3 は「5,147円」となります。次に、

  • 出産予定日通り出産した場合は産前42日+産後56日=98日分
  • 出産予定日より3日早く出産した場合は、産前39日+産後56日分=95日分
  • 出産予定日より3日遅く出産した場合は、産前42日+産後59日分=101日分

支給されます。

今回は、「出産予定日より3日遅く出産した」として101日分を対象として計算します。

5147円/日×101日分=519,847円

となります!

下記もご参考にどうぞ。

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