こんにちは、りいままです!
最近お風呂にお湯をためるとき、「あれ?これって濁ってる??気のせいかな?」と感じていたので、調べてみたところ、2020年4月1日に水道水の水質基準の法改正が行われていることが分かりました。興味深かったので、法律がどう変わったのか?どうなるの?という疑問点を簡単にまとめてみました
Contents
水道水の水質基準の変更点とフッ素との関係
そもそも、今までの水質ってどうだったの?

一番初めに水道水の水質基準が出来たのは、平成4年。その頃から11年経った平成15年に水道水の水質基準に大幅に法改正がされました。
この時の改正は、水質基準を50項目に設定。
化学物質の問題や水質検査の見直し等が議題にあがり、法改正となりました。
そして、今後も常に最新の科学的知見に照らして見直ししていくべきとの考えから、
平成20~平成31年の間にも、ほぼ毎年見直しがされ、法改正されています。
2020年4月1日の法改正で水道水の水質基準はどう変わった?
大きく分けて3つのことが法改正により見直しされました。
- 「六価クロム化合物」に係る水質基準を強化 0.05mg/L→0.02mg/L
- 水質管理上留意すべき項目(水質管理目標設定項目)に
「ペルフルオロオクタンスルホン酸(PFOS)及びペルフルオロオクタン酸(PFOA)」を追加 - 農薬類の対象リストから「カルタップ」、「ジクワット」、「プロチオホス」の目標値の見直し
と大きく分けて、3つのことが改正されました。ここからは上記3つのこと少しだけ掘り下げてみます。
六価クロム化合物って何に影響する?
六価クルム化合物の健康被害への影響は、嘔吐や下痢、腎機能障害、肺炎などの毒性中毒によって影響があると言われています
PFOSやPFOAはフッ素化合物のこと?!
2項目目に挙げられているPFOSやPFOAはフッ素化合物のことです。
今回は、このフッ素化合物であるPFOSとPFOAが水質管理目標設定項目に追加されたということは、今まで基準がなかったところに基準ができた。ということになります。
水質基準が法改正されたことで、フッ素が水道水に入るようになった!という情報が耳に入ってくるようになりましたが、これには一部誤解があるようです。今までPFOSやPFOAの目標設定値は決まっておらず、今回初めて、目標が設定されたということになります。
現に、今までの水質検査でフッ素化合物自体は検出されてるようですが、そもそも「基準がなかった」のですね。
農薬の目標値は強化されたの?緩和されたの?
検出されやすい農薬のうち下記の通りに見直されました。
・カルタップ→強化
・ジクワット→緩和
・ポロチオホス→緩和
他にも、いくつかの農薬が見直しされているようです。
詳しい詳細はこちら
厚生労働省 厚生労働省医薬・生活衛生局水道課から水道事業者等に出している通知
フッ素化合物=虫歯予防という表面だけみると危険かも??
「フッ素」というと虫歯予防に効果的というイメージがありませんか??
わたしも初めは、そのように思っていました。
歯医者さんにいくと虫歯予防にとフッ素を塗ったりすることもありますよね。
ただ、フッ素化合物には専門家の間では、賛否両論があり、安全性について疑問視されていることも事実です。
歯の表面にまだらなシミのようなものが出来てしまったり、発がん性への影響、こどもの知能低下になるという研究結果もでています。
まとめ
以上、今までの水道水の水質基準についてと今回2020年4月1日法改正を簡単にまとめてみました。どうでしたでしょうか。分からないことや見えないことは、不安に陥りやすいですよね。もしかしたら、目の前の情報に踊らされている可能性もあります。そういった際には、できるだけ1次情報を拾って、自分の目で見て確かめるようにしています。
どなたかの参考になっていれば幸いです。最後まで、お読みいただき有難うございました!